医療職キャリア☆アップ

バリバリ仕事をこなしたい!

要領よく夜勤をこなすには

体力的に負担の大きい24時間体制の施設で看護師や介護士として働いている人も多いでしょう。2交代や3交代で夜勤のある看護師については、残業をしないために主に2つのコツがあるのでご紹介します。

まず1つには、その業務において全般に渡り先手を打ち、現場の仕事に取り組むことが挙げられます。具体的には、その前提として担当患さんの現在の症状や状態、またスタッフ間を含めた病棟全体の状況を良く踏まえた上で、次の行動を判断することがまず大切です。そして、夜勤の場合は日勤に比べ看護師1人に対する患者数が多いことから、業務の中でも部屋周りの順番など自分でプライオリティを決めておくことをおすすめします。1つの仕事に対して1つするのではなく、合理的に要領良く熟すことが肝心なコツといえます。また、先手を打つには予測可能性も必要であり、患者さんの容態急変等にも素早く対応できるよう、ある程度事前準備しておくことも残業をしない為のコツでしょう。

そしてもう1つは、勤務時間に於いてテクニック上の要領の良さが挙げられます。これには、まず基本的なこととして仕事が終了次第、直ぐに帰宅することが大切です。もちろん、早目の対応で自分の役割を果たした上でのことでありますが、申し送りの時間にいくら現場が忙しい状態であっても、それに深入りしないということを心掛けます。これには医療に従事するプロとして一線を画す割り切った姿勢が肝心なのです。

さらに、夜勤勤務を通常検査や手術のない土日、または祝日に入れることで、その準備や手術直後の患者看護など、業務自体の分量を減らすといった残業をコツもあります。看護師によってそれぞれの事情はありますが、自身が意識することで残業を減らすことは可能なのです。

何より働く職場が大切な理由

看護師は、医療業界のみならず福祉施設や一般企業などさまざまな現場で必要とされています。その中でも、看護の専門的なスキルを有する人材が特に好まれる傾向が見られます。例えば、海外の医療機関で経験を積んだ人や認定看護師をはじめとする専門資格を持つ人は全国的にニーズが高まっており、給料や業務内容にこだわって職場を選ぶことが可能です。

また、看護師として不可欠なスキルを習得するには、ある程度の期間が必要です。そのため、できるだけ人材育成の取り組みがしっかりしている職場で働くことがおすすめです。看護師をはじめとした医療スタッフに対する研修に力を入れている病院やクリニックの特徴については、医療系の情報誌やテレビ番組などで度々取り上げられることがあります。そのため、スムーズに自分に合う職場を選択したいのなら、さまざまな媒体を参考にし、自身の能力を活かせるところをじっくりと見極めると良いでしょう。

なお、3交代制の勤務体系が採用されている病棟で働きたい場合、夜勤の回数や一日あたりの業務時間について、求人に応募する前によく確認することが大切です。看護師のスキルアップの方法については、勤務先における業務内容に左右されることが多いです。そのため、自分自身のライフプランや適性などを考慮しながら就職活動を進めましょう。

日ごろから看護の経験が豊富な人からアドバイスを聞いたり、医療系の就職セミナーなどに顔を出したりすると、スキルを高めやすい職場を見つけることができるでしょう。ちなみに、、、2交代制か3交代制かでお悩みの方は『2交代と3交代、どっちがいいの?~看護師の働き方~』というサイトが参考になるかもしれません。